「ホンダは落ちぶれた」海外オーナーたちが本音で大論争した結果…【Reddit海外の反応】
「かつてのホンダはシビック・アコード・インテグラ・S2000と個性あふれる名車を生み出した。今のホンダはどのモデルも同じエンジン、CVT、無難なスタイリング……まるで別のメーカーだ」──こんな投稿がRedditに238件のコメントを呼び込みました。
長年のホンダオーナーたちが集結し、EV戦略の失敗・プレリュード復活への失望・CVT問題・価格上昇・ライバルへの完敗を赤裸々に語り合いました。一方で「ホンダはまだ最高だ」という擁護派との激しい議論も。
この記事でわかること
- ホンダ「黄金期」と「現在」の何が変わったのか
- CVT・1.5Tエンジン・塗装問題など品質低下の実態
- 150億ドル損失のEV戦略失敗とプレリュード復活の失望
- トヨタ・BMW・マツダとの比較論争
- 「それでもホンダが好き」擁護派の声
- 管理人が考える「ホンダが失ったもの」の本質
背景・解説
ホンダ「黄金期」と「現在」──何が変わったのか
ホンダは1948年創業以来、「他のメーカーがやらないことをやる」という反骨精神を武器に成長してきたメーカーです。1990年代〜2000年代初頭はその最盛期で、同クラス最高レベルのエンジンと走りを手頃な価格で提供し、世界中に熱狂的なファンを生み出しました。
- S2000(F20C/F22C):9000rpm VTEC 自然吸気
- インテグラ タイプR:世界最高FF車と称された
- プレリュード:H22A搭載の個性派クーペ
- シビック タイプR(EK9):軽量・高回転の極致
- 各モデル固有のエンジンと明確なキャラクター
- 全モデルで1.5Tエンジンを共有(個性の喪失)
- CVT一辺倒で「走りの楽しさ」が希薄に
- EV戦略で150億ドル超の損失と計画中止
- プレリュード復活も「シビックハイブリッドの派生」と批判殺到
- アコード・オデッセイを2030年代まで延長との報道
🔹 ホンダS2000(1999〜2009年)が搭載したF20Cエンジンの最高出力は250馬力で、2.0L自然吸気エンジンとして当時世界最高の単位排気量出力を誇った(125ps/L)。これはF1エンジン技術の応用なしには不可能な数字だった。今のホンダにこれに相当する技術的挑戦をしている量産モデルは存在しない。
🔹 ホンダが2022〜2023年にかけて発表した「0シリーズ」EV計画は、2040年までに全車EV化という野心的なものだった。しかし世界的なEV需要の失速と開発コストの膨張により、2024年に計画の大幅縮小を発表。報道によれば累計損失は150億ドル(約2.2兆円)超とされ、ホンダ史上最大級の戦略的失敗と言われている。
🔹 2025年に復活した新型プレリュードは、シビックe:HEV(ハイブリッド)のプラットフォームをベースにした2ドアクーペ。価格は北米で約4万3000ドル(約640万円)スタート。「CVTのみ」「走りより燃費重視」「かつてのH22Aエンジンの面影なし」として、往年のファンからは「プレリュードの名を使うな」という厳しい声が上がっている。
🔹 CVT(無段変速機)はホンダが2013年前後から本格採用した変速機で、燃費向上と製造コスト削減に優れる反面「エンジンの回転とスピードの感覚が一致しない」「加速が間延びしてつまらない」と走りを重視するドライバーから嫌われる。スレッドでも「CVTは死んでも嫌だ」という声が多数。
🔹 ホンダのEV「プロローグ(Prologue)」は2024年に北米で発売されたが、実態はGM(ゼネラルモーターズ)のアルティウムプラットフォームを使ったシボレー・ブレイザーEVのリバッジ車。「ホンダの技術で作ったEVではない」として自動車ファンから失笑を買った。
🔹 一方でホンダの2026年シビックハイブリッドはEdmunds誌の「ベスト・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、アコードハイブリッドも北米での販売台数は好調。「落ちぶれた」という感情と、客観的な評価・販売数の乖離が今回のスレッドの論争の核心にある。
海外オーナーが挙げた「現代ホンダの問題点」
2024年ホンダ(ハイブリッド)は2年で130,000マイル。ラトルなし、機械的問題なし。AWDのCRVで40+MPGを達成している。品質が下がったという人の言っていることがわからない。
日本人視点からの考察
ホンダが「失ったもの」の本質とは何か
今回のスレッドで最も印象に残ったのは「ホンダはホンダをホンダたらしめたものを忘れた」というシンプルなコメントです。S2000のF20Cが自然吸気2.0Lで250馬力を達成した1999年、そのエンジンは「技術の本田」の哲学の結晶でした。今の1.5Tエンジンに、それに相当する技術的な野心があるかと問われれば……難しい。
興味深いのは、批判派と擁護派の言っていることが実はどちらも正しいことです。「シビックハイブリッドはカー・オブ・ザ・イヤーを獲った」という事実と、「かつての走る楽しさが失われた」という感情は、矛盾なく両立します。ホンダは「普通の車」としては依然トップクラスだが、「ホンダファンが熱狂するブランド」ではなくなりつつあるという二重性がこのスレッド全体に流れています。
EV戦略で150億ドル超を失い、プレリュードをシビックの派生で復活させ、アコードの刷新を2030年代まで先延ばしにする――これらは「保守的になりすぎた経営」の表れです。かつてF1でターボ禁止のレギュレーション変更を見越して先行開発し、強敵を圧倒したホンダはどこへ行ったのか。日本人として、この問いは他人事ではありません。
まとめ
今回の議論を3点で整理する
- 1 「ホンダは落ちぶれた」派の主な根拠はCVT一辺倒・1.5Tエンジンの信頼性低下・EV戦略の150億ドル超の損失・プレリュード復活の失望・全モデルの個性喪失。特に「かつては各モデルに固有のエンジンがあった」というホンダらしさの消滅への嘆きが多かった。
- 2 一方「ホンダはまだ最高」派は実オーナーの好体験を報告。2026年シビックハイブリッドのカー・オブ・ザ・イヤー受賞、10万マイル以上無故障の事例多数。「落ちた」という感情と客観的な評価・販売数の乖離が論争の核心。ノスタルジーによるバイアスを指摘する声も。
- 3 「ホンダはホンダをホンダたらしめたものを忘れた」というコメントが本質を突いている。S2000・インテグラタイプR・EK9シビックタイプRという「走りの哲学」は2005年前後を境に消え、トヨタ(GRコロラ・GR86)やマツダ(ロードスター)に「楽しい車」のお株を奪われた形だ。
ホンダへの思い、好きだった車種や今のホンダへの評価をぜひコメントで教えてください!
「それでもホンダ派」も「他のメーカーへ乗り換えた派」も大歓迎です。

プレリュード復活と言うが実態はハイブリッドシビックの派生。NSX復活も「コンセプトを外している」と言われた。今やトヨタがGRコロラ・GR86・スープラとホンダのお株を奪っている。1985〜2005年の哲学は完全に失われた。