海外「ソニーが衰退した理由が分かった」黒幕説を投稿するスレ主に賛否両論【海外の反応】
「これでソニーがダメになった理由が分かったな」というタイトルの投稿がr/conspiracyに寄せられました。投稿者は「ソニーはかつてテレビ・カメラ・パソコン・音楽・家電の分野で圧倒的な市場リーダーだったのに、今では最大の事業部門がゲームになってしまった」と指摘し、その背景に資産運用大手ブラックロックの存在を示唆しています。この投稿を受けて、ブラックロックの実際の株式保有比率を巡る具体的な数字を挙げた反論から、陰謀論そのものへの懐疑、任天堂は大丈夫なのかという軽口まで、幅広いコメントが寄せられました。
Now we know why Sony has gone to shit
by u/ExotiquePlayboy in conspiracy
これでソニーがダメになった理由が分かったな
豆知識:ソニーはかつてテレビ・カメラ・パソコン・音楽・家電などの分野で圧倒的な市場リーダーだった。今は?最大の事業部門はゲームだ(笑)
ブラックロックのソニー支配説はデータ上根拠薄弱——ただしゲーム事業が最大セグメントという指摘は正確
投稿主の主張のうち、「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)事業がソニーの単一セグメントとして最大の売上構成比を占めている」という点は事実です。2025年度(2025年4月〜2026年3月)のG&NS分野の売上高は約4兆6857億円で、ソニーグループ全体の売上高(約12兆4796億円)の約38%を占め、単一事業として最大です。
一方で「ソニーがダメになった」という投稿タイトルの前提には根拠がありません。ソニーグループは2025年度に売上高・営業利益ともに過去最高を更新しており、ゲーム・音楽・イメージセンサー事業がいずれも過去最高益を記録しています。またコメント欄で議論された「ブラックロックがソニーを支配している」という主張も、データ上裏付けが乏しいと言わざるを得ません。ブラックロック・ジャパンによる大量保有報告書ベースでの保有比率は5〜7%台にとどまり、支配的な株式保有とは言えない水準です。ソニー株の名義上の筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行ですが、これは年金基金など多数の機関投資家の資産を信託として名義管理する custodian(受託銀行)としての立場であり、経営方針を主体的に左右する「支配株主」とは性質が異なります。
なお、スレッド内には「ブラックロックの資金源は国防総省や不正なNGO経由の税金」といった具体的な主張も見られましたが、これは他のユーザーによって根拠不明のデマであると指摘されており、当編集部でもこの主張を裏付ける情報は確認できませんでした。ブラックロックの運用資産は主に年金基金など一般的な機関投資家・個人投資家からの委託資産で構成されています。
このスレッドを3点で整理
- 1 投稿の「ゲーム事業がソニーの最大セグメント」という指摘は事実。ただし「ソニーがダメになった」という前提自体は誤りで、実際には2025年度に売上高・営業利益ともに過去最高を更新している。
- 2 「ブラックロックがソニーを支配している」という主張はデータ上根拠が薄く、実際の保有比率は5〜7%程度にとどまる。コメント欄でも具体的な数字を挙げた反論が多く展開された。
- 3 ブラックロックの資金源に関する具体的な陰謀論的主張についても、他のユーザーから根拠不明との指摘があり、当編集部でも裏付けは確認できなかった。
