「中国人が日本兵を人間として描いた唯一の中国戦争映画」絶賛される『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』を日本人はどう観るべきか【海外の反応】

2026年6月13日土曜日

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「中国人が日本兵を人間として描いた唯一の中国戦争映画」絶賛される『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』を日本人はどう観るべきか【海外の反応】
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「中国人が日本兵を人間として描いた唯一の中国戦争映画」絶賛される『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』を日本人はどう観るべきか【海外の反応】

翻訳元 コメントより

「中国の戦争映画なのに、日本兵を名前のない悪役として描いていない」──そんな驚きの声が海外の戦争映画ファンの間で広がっています。

陸川(ルー・チュアン)監督の2009年作品『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』(中国語原題:南京!南京!)。南京事件を題材にした映画でありながら、加害側の日本兵の葛藤や人間性も正面から描いたという点で、海外映画ファンから「同テーマの中国映画の中で別格」という評価を受けています。

『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』とはどんな映画か

監督
陸川(ルー・チュアン)
公開年
2009年(中国)
映像スタイル
モノクロ・ワイドスクリーン
受賞
サンセバスティアン映画祭2009年最高賞
評価
ロッテントマト92%
中国興行収入
公開2週半で約2000万ドル

1937年12月、日本軍が中国の当時の首都・南京を占領した後に起きた「南京事件(南京大虐殺)」を題材にした作品です。犠牲者の数については中国政府は30万人以上と主張し、日本では長年にわたり数字をめぐる議論が続いています。この映画はその論争に結論を出す作品ではなく、事件を生きた人間たちの視点から描こうとした作品です。

登場人物は3つの視点から構成されています。抵抗を続ける中国人将校、徐々に心を失っていく日本人兵士、そして「南京安全区」を設立してドイツ国籍を盾に約25万人の市民を保護したドイツ人実業家ヨハン・ラーベです。

中国国内でも公開当時、「日本兵を人間として描きすぎている」という批判が起きた一方、興行的には大成功を収めました。

🌍 海外の反応
Reddit r/WarMovies コメントより(2026年6月)
🎬 「別格の中国戦争映画」という評価
海外の映画ファン ▲ 14
個人的には傑作の一本だと思う。『炎628』や『西部戦線異状なし』と並ぶレベル。題材の重さから観るのが辛い映画でもあるが、日本側のニュアンスある視点を描いている点が新鮮だった。彼らもまた、政府の野心に利用された被害者という論点は物議を醸すかもしれないが、そこに踏み込んだことが評価できる。
海外の映画ファン ▲ 5
10年以上前に観たが、正直もう一度観る気にはなれない。それほど過酷で重い映画だ。でも戦争映画として優れているのは確かで、中国兵の「絶望的な抵抗」から物語が始まり、日本人軍曹の占領後の視点へと移っていく構成が面白い。登場人物の顔に滲む恐怖と葛藤が伝わってくる。
海外の映画ファン ▲ 2
隠れた名作だと思う。中国の戦争映画は日本兵を無名の悪役として描く傾向があるが、この映画は日本人を人間的な視点で描いた点が際立っている。市街戦の描写は自分が観た中でも最高クラスだ。
海外の映画ファン ▲ 2
個人的には最高の中国戦争映画だと思う。最近の中国戦争映画が日本兵を「文字通り怪物」として描くのとは対照的に、この映画は日本兵の中にも自分たちの行為を悔やむ者がいることをちゃんと描いている。プロパガンダ的な要素が極めて少ない点でも必見。
海外の映画ファン ▲ 1
中国版の『シンドラーのリスト』といえる。あの行進のシーンは頭から消えない。
💬 スレッド内の議論:「中国は第二次大戦に勝ったのか」
海外の映画ファン ▲ 2
(最近の中国戦争映画について)中国映画の一部は、中国が戦いに勝ったかのような描き方をするものがあって……実際はそうじゃないんだけど。
別の海外ネットユーザー ▲ -1
「戦闘に負けて、戦争に勝った」という話だ。それはプロパガンダじゃなく歴史の事実だ。それに「やりすぎ」って何と比べて言ってるんだ? アメリカの戦争映画か? アフガニスタンを意味あるように描き続けて、結局惨敗して撤退したじゃないか。
海外の映画ファン ▲ 1
(反論)複数の国の軍が介入し、二都市への原爆投下があって終わったのを「中国が勝った」とは言えないと思うが。
別の海外ネットユーザー ▲ 1
(皮肉を込めて)アメリカ人?「自分たちが勝った、同盟国はついてきただけ」という読み方、すごくアメリカっぽいな(笑)

日本人として、この映画をどう観るか

📝 管理人の考察

中国では従来、抗日映画における日本兵は「血も涙もない悪魔」として記号的に描かれるのが一般的でした。しかし本作では、日本兵である角川を「葛藤する主人公」として配置したため、公開当時、中国のインターネット上で「日本軍を美化している」「監督は売国奴だ」という激しいバッシングが巻き起こりました。陸川監督に対して実際に脅迫状や殺害予告が届いたことも、当時のニュースや映画評論で広く記録されています。

南京事件は、日本では今も数字や事実関係をめぐる議論が続いています。ただ、何万人もの民間人が犠牲になったこと自体は、日本政府も公式に認めています。この映画は、その歴史の中で「人間とはどういう存在か」を問うた作品です。2009年9月にスペインで開催された「第57回サン・セバスティアン国際映画祭」において、映画『南京!南京!』は最高賞である「金の貝殻賞(ゴールデン・シェル賞)」および「撮影賞」を正式に受賞しています。

スレッドで触れられていたヨハン・ラーベという人物も興味深いです。ナチ党員でありながら、自らの立場を使って約25万人の命を守った──その矛盾と行動は、「善悪は所属や国籍では決まらない」という当然の、しかし重い事実を突きつけます。

「プロパガンダが少ない」と評価するこの映画を、当事者の一方である日本人が観ることには、また別の重みがあるはずです。「難しいから観ない」ではなく、「難しいから観る」価値がある一本なのかもしれません。


この映画と海外の反応を3点で整理する

  • 1 『シティ・オブ・ライフ・アンド・デス』は2009年公開の中国映画。南京事件を題材にしながら、日本兵の葛藤や人間性も描いたモノクロ作品。ロッテントマト92%、サンセバスティアン映画祭最高賞を受賞し、中国国内でも興行的に大成功した一方、「日本を擁護しすぎ」という批判も受けた。
  • 2 海外の戦争映画ファンからは「中国映画にありがちなプロパガンダ的な描写がない」「日本兵を名前のない悪役ではなく人間として描いた」と高く評価されている。『炎628』(ソ連)や『西部戦線異状なし』(ドイツ)と並ぶ傑作との声も。
  • 3 スレッド内では「中国は第二次大戦に勝ったのか」という別の議論も勃発。映画の評価とは別に、歴史認識をめぐる国際的な温度差が垣間見えるスレッドでもあった。
あなたはどう思いますか?

この映画を観たことがありますか?
「加害側の人間性を描く」ことは、歴史映画において必要だと思いますか?
ぜひコメントで教えてください。

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